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2019年05月10日

高校生の睡眠不足を改善する試みが米国で実施されています

思春期の子どもたちに必要な睡眠時間は8~10時間といわれていますが、現状では十分な睡眠時間が取れていないことがわかっています。子どもたちの睡眠時間を増やすために米国のシアトル学区では高校の始業時間を7時50分から8時45分に遅らせる研究が始められました。研究開始前と後に、2校の2年生(開始前92人、開始後82人)に腕時計型の測定機器を装着してもらい、日中の活動状態と睡眠のデータを2週間にわたって収集しました。その結果、子どもたちの睡眠時間の中央値は6時間50分から7時間24分になり34分延長しました。始業時間を遅らせたことで、日中の眠気が減り、学業成績が平均4.5%向上し、特に低所得層の子どもが多く通う学校では、遅刻が減り出席率が向上しました。また、始業時間を遅らせても、就床時間が遅くなることはありませんでした。この研究結果はScience Advances誌で報告されています。

(Gideon P. Dunster, et al. Sci Adv. 2018 Dec ;4 : eaau6200. eCollection.)

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