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2019年11月20日

試験の前日だけではなく学期を通して良質な睡眠をとることが成績向上のポイント

睡眠が大学生の学力にどのように影響するかを調べる研究が米国で実施されました。この研究が他の多くの睡眠の研究と異なる点は、客観的かつ生態学的に睡眠を追跡することによって学期全体における学力への影響を調べたことです。調査のために、研究チームは100人(終了時には88人)の学生に腕時計を与え、活動を追跡しました。この腕時計は身体の動きや心拍数を基に睡眠の長さと質を計測する装着型の活動記録計です。この研究では、睡眠時間の延長、睡眠の質の向上、毎日の睡眠が一定していることが学業成績の向上に関連していることが明らかになりました。しかし、試験の前日の睡眠時間が試験の成績と関連するという結果は認められず、むしろ試験範囲を学習した時に良質の睡眠を十分にとっていることが学業成績の向上に関連していました。中間試験が始まる前の1カ月間の睡眠時間の延長と睡眠の質の向上の両方が、試験成績の向上に関連していたのです。本研究結果は2019年のScience of Learning誌で報告されました。

(Okano K, et al. NPJ Sci Learn. 2019 Oct 1;4:16. eCollection 2019.)

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