トピックス

2018年07月04日

睡眠障害と肥満や糖尿病との関連が大規模な研究で明らかになりました

日中に過度の眠気をもたらす睡眠呼吸障害や短時間睡眠は社会生活に影響を及ぼすだけでなく、生活習慣病との関連が注目されています。京都大学の研究者らは、滋賀県長浜市と共同で「ながはまコホート」事業を実施し、睡眠呼吸障害、客観的な短時間睡眠、肥満の相互の関連と、高血圧、糖尿病との関連について、性差、閉経前後も踏まえて7000人以上を対象に検討しました。睡眠呼吸障害は高血圧との関連が男女ともに認められ、糖尿病との関連は女性にのみ認められました。特に中等度以上の睡眠呼吸障害では閉経前女性において糖尿病が28倍と著明に多くなりました。短時間睡眠は高血圧、糖尿病いずれにも関連が認められませんでした。しかし、高血圧と糖尿病に対する肥満の関与には睡眠呼吸障害が媒介していました。また、睡眠時間は肥満、睡眠呼吸障害が重症化すると短くなりました。今回の結果から、一般の健診受診者の集団において、治療が望ましいと考えられる睡眠呼吸障害が成人男性では約4人に1人、閉経後女性では約10人に1人の割合で認められることが判明しました。この世界最大規模の調査は、5年後の調査結果を得るために現在も継続されています。本研究結果はSleep誌に掲載されました。

(2018年5月)

専門医からのメッセージムービー 過眠・睡眠に関する用語集 過眠症かな?と思ったらセルフチェック 睡眠表 お近くの医療機関 睡眠健康推進機構のサイトへ